北欧・デンマークの冬は寒くて暗い。そして長い。
必然的に家の中で過ごす時間が長くなります。
どんよりとした気候が長く続くため、気持ちも滅入ってしまいます。
そんな環境とうまく付き合っていくことが北欧の暮らしを楽しむためのポイントです。

デンマーク人はとにかく自分の住まいに関しての意識が高い。
決して雑誌で見るようなカッコイイ部屋を真似するわけではなく、いかに“自分らしさ”が表現でき、“居心地の良さ”を感じられる場所になるかを追究しています。
日本では個性をファッションで表現する人が多く、デンマークでは住まいによって自己を表現する人が多いと言われています。

デンマーク人は積極的に友人などを家に招きます。
冬の寒さで外出をしないせいもありますが、家の中で過ごす心地良さを知っているからです。
背伸びしてつくり込んだ部屋ではなく、自分らしく過ごすために集めたインテリアに囲まれる空間で、大切な人と時間を過ごすことに喜びを感じるのです。

物価が高いこともありますが、外食をすることは多くありません。
家族との食事はもちろんですが、日頃から友人を招待して家で食事することも多く、「食でのコミュニケーション」が住まいを楽しむ方法のひとつとなっています。
日本の家庭では人を招くとなるとちょっと身構えてしまいそうですが、デンマークではいたって日常的な生活スタイルです。

心地よい住まいづくりのためには労力を惜しみません。
DIYも盛んで、家、家具の修理、ペイントだってお手のもの。
お部屋のデコレーションも友人に描いてもらった似顔絵や、子どもが描いた絵をアートのように飾ってある家庭もあったり、拾った小石を窓際に積み重ねてオブジェのように飾っていることも。

自分、家族の価値観でこだわって揃え、飾った空間だから、居心地は抜群です。 そしてさらに心地よく過ごすために必要なものをよく考えてから、買い物やヒントを得るために街へ出掛けるのです。

デンマーク人にとって、住まいを充実させることが“暮らし”を楽しむことに密接に関わっているのです。