こんにちは、日用品愛好家の渡辺平日です。今は朝の10時で、とても涼やかな風が吹いています。ちょっと前まであれほど暑かったのに、季節が変わるのは早いものです。そろそろ衣替えをしないとですねえ。


脚のディテールに要注目。印象が固くならないよう、角部を丁寧に丸めています。本体とは違う木材を使用しているのも特徴で、デザインのアクセントになっています。

さて、本題に入りましょう。今回紹介する愛用品は、植物をディスプレイするためのアイテム〈Planter wide〉。どこか動物を思わせるユニークなルックスが印象的です。


見た目だけでなく、コンセプトもユニーク。プランターといえば普通、庭や玄関先など屋外で使用しますが、この製品は屋内用に設計されています。

〈屋内用プランター〉。うーん、あまり聞き覚えがないジャンルですね。いろいろな展示会に参加している僕でも、同じような製品は一度しか見たことがありません。いったいどんなふうに使うのでしょうか?


足元はジョウロやスプレーなど手入れ道具のスペースに。同じカテゴリーのアイテムでまとめることで、心地のいい統一感が生まれます。

コンセプトどおり、室内に置いてグリーンを飾るのが基本的な使い方。お気に入りの観葉植物を並べるだけで、空間の印象がガラッと変わりますよ。雑貨や小物を一緒にセットするのもグッドです。

〈定位置〉を作ってあげると、植物への愛着が増すような気がします。いつもの場所にいつもの顔があるのって、なんだか素敵ですよね。そうそう。同じ場所にまとめるので「あっ、水やりを忘れていた……」というミスも減りますよ。


底部が取り外せるのもポイント。うっかり土をこぼしてしまっても簡単にお手入れできます。

収納やディスプレイ用としても便利で、例えばソファの近くに置けばマガジンラックに早変わり。ベッドの側に置いて、ナイトテーブルのように活用するのも良さそうです。


使い方は発想次第。こういうアイテムがひとつあるだけで、グッと暮らしやすくなります。

サイズはけっこう大きめですが、長い脚のおかげで圧迫感が少なく、手狭なスペースにも馴染んでくれます。もし脚が重厚な造りだったら、だいぶ印象が変わっていたことでしょう。

僕はこんな感じで、机の下に設置して資料をまとめるのに使っています。デッドスペースを有効利用できるのはかなり助かりますね。実は引っ越したばかりで、グリーンはほとんど置いてません。(落ち着いてきたら見繕わなきゃね……)と考えている今日このごろです。

それにしても、こう寒くなると、外に出るのがちょっと億劫になりますね。寒い時期は家で過ごす時間が増えるから、どうしても気持ちが下向きになりがちです。暮らしに緑を取り入れて生活に潤いを加える……というのも良いかもしれませんね(くれぐれも水やりをお忘れなく)。

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渡辺平日

日用品愛好家。海の見える小さな町で生まれ育ちました。毎日が平日のつもりで、日夜せっせと文章を書いています。趣味は町歩きと物件探しと民話収集。そういう話題が耳に入ると、反応して振り返ります。主な寄稿先は〈LaLa Begin〉〈和樂web〉〈goodroom journal〉など。