みなさんこんにちは。広報の岡田です。

お家にいる時間が増えた今日この頃、「いつもよりお家のことに意識が向いた」という方、多いのではないでしょうか。
「ちょっと使いづらい・・でも時間があるときに考えよう」と思っていた色々なことに、きちんと向き合う時間がとれたように思います。

私はというと、キッチンまわりの収納を大幅に改善しました。
それまでよりもお家で食事をする時間がグッと増え、料理をする時間もグッと増えると・・
それまでの「ちょっと不便」が、積もり積もって大きなストレスになってしまいました。

そこで見直したのが、キッチン周りの収納。
よく使う調理器具を取り出しやすい位置に変え、日常的に使うお皿とそうでないものをゾーニングして収納する。
そのための収納家具も買い足して、今ではキッチンにいることが嬉しくなるくらい、整理されて気持ちのいい空間になりました。

この「整って、気持ちがいい」感覚を、みなさんとシェアしたい・・
ということで今回のテーマは、
「おうちの収納を見直して、暮らしを気持ちよく」です!

広報岡田がご紹介します!

住空間収納プランナーでもある私岡田が、収納の仕方・家具の選び方等、全4回に渡ってお届けします。
収納から日々の暮らしを気持ちよくするヒント、たっぷりお伝えします!

収納を考えるための、3つのポイント

こんな風にスッキリさせたい・・けれど、実際はなかなか難しい

日々忙しくて、お家の片づけの時間がとれない・・という方も多いと思いますが、実は片付けられないのは忙しさだけが理由ではないかも。
というのも、最近の日本の住まいには、「十分な収納スペース」がとれていないものが多いそうです。

その理由は、多くの人が「お部屋の広さ」を優先するから。
お部屋の広さを十分に確保しながら、収納スペースを広くとるのは、コスト的にも難しい。
収納スペースが重要なことはわかっていても、やっぱり広いお部屋は憧れがありますよね。

また顧客が特定されないマンションや建売住宅はなおさら、自分の持ち物にあわせた収納計画がされているわけではないので、収納スペースが最適でないのも当然といえば当然です。

かといって、むやみやたらに収納家具を増やすと、結局狭く住みづらい空間になりかねません。
せっかくの広いお部屋が、もったいない!

そこで考えたい収納のポイントを3つ、ご紹介します!

ポイント①持ち物を把握して、収納方法を考える

「いるもの」を把握してから、そのために必要な収納を考える

収納の基本は、まずは持ち物を見直すことから。
きちんと持ち物を整理してからでないと、不要なもののために収納スペースをとってしまうことになります。

これは本当に必要なのか、そうでないのか。
一度、ものと向き合い、考えて、自分にとって必要なものだけを残すようにします。

私がよく考えるのは、「モノを置くスペースにも家賃がかかっている」ということ。
つまり、「家賃を払ってまで、これは本当にとっておく必要があるのか・・?」と考えて整理すると、意外とさくっと「いる」「いらない」の判断がつきます。
ちょっとけち臭い(?)考え方ですが、おすすめです。

ビッシリ並んで美しい・・けれど、もう少しゆとりを持たせた方が、整理整頓は長続きする

そうして晴れて勝ち残った「私にとって本当に必要なもの」。
次に考えたいのが、それらをどのように収納していくか、ということ。

例えば「少し余裕を持たせること」は、おすすめの収納方法の一つ。
できれば収納家具に対して、ものの数は7割程度に収めるのがベストです。

日々生活をしていると、気を付けていても、どうしても、やっぱりモノは増えていきます。
(出かけた先で出会ったおしゃれなフライヤーやフリーペーパーなど、気をつけていても、どうしても、持って帰ってきてしまいます)

ものの数がぴったり納まる収納家具を選ぶのではなく、少し余白を持たせる。
そうすると、片付いた空間が持続できる!というわけです。

このような、岡田オススメの収納方法のコツは、第二回で詳しくご紹介します!

ポイント②行動動線を考える

抽斗がついた収納家具は、引き出す動線を考えて配置

ポイント2つ目は、行動動線を考慮すること。

持ち物にあわせてせっかく買った家具も、置く場所によっては使いづらくなってしまいます。

例えば抽斗がついた収納なら、出し入れのために1000㎜程度の空間が必要。
開き戸でも900㎜は必要です。
家具の寸法だけではなく、その家具を使う際に必要な「動作寸法」も考慮することで、もっと快適な空間になります。
家具の魅力も存分に発揮できる!

動作寸法と同様に気を付けたいのが、「動作空間」。
これは例えば、寝室に新しく収納家具を置く場合、ベッドとの距離はどれくらいとったらいいか、というようなことです。
ベッドから寝起きする「ベッドの動作空間」を考慮し、それを確保できる位置に収納家具を置く。
そうすることで、お部屋全体が過ごしやすく気持ちのいい空間になります!

必要な動作寸法、動作空間については、第三回で詳しくお伝えします。

③シーンに合わせる

リビングにはオープン棚を使った「見せる収納」がおすすめ

最後3つ目のポイントは、「お部屋のシーンに合わせる」。
お部屋の使われ方・目的によって、求められる収納のスタイルも変わってくる、ということです。

例えばリビングは、家族の憩いの場所であるので、家具どうしの間隔にゆとりを持たせると、ゆったりリラックスできる空間になります。
またお友達やお客さんとも一緒に過ごす場所なので、インテリア性の高い「見せる収納」を取り入れるのもおすすめです。

一方でキッチンは、家族みんなが日に何度も使う場所なので、効率をより重視した収納が求められます。
「手が届きやすい・探さなくて良い・元の場所に戻しやすい」を満たす、吊るす収納やオープン棚の活用がおすすめです。

このように、お部屋のシーンで「ちょうどいい」収納はさまざま。
シーンごとの詳しい収納方法は、第四回で詳しくお伝えします!


いかがでしたか?
お部屋がスッキリ整うと、気持ちも前向きになれますよね。
私は何か新しいことを始める気持ちになったり、暮らしにプラスなことが増える気がします。

だから、今こそ見直したい、おうちの収納。
不安な気持ちも吹き飛ぶような、楽しくポジティブな空気をたくさん、おうちに取り込みましょう。

次回もぜひ、お楽しみに!

広報 岡田





ABOUTこの記事をかいた人

岡田智理

グリニッチ広報・企画担当。 インテリアコーディネーター資格、住空間収納プランナー資格を所有。 ブログや企画イベントを通して、暮らしを満たすヒントや、グリニッチが提案するさまざまな価値について、明るく楽しくお伝えしていきます。