今年も梅雨の季節が近づいてきました。

「明日は雨」と天気予報で言われたら、みなさんはどんな気持ちになりますか?出かける予定が変更になったり、何となく気分が下がったり、どちらかと言えばマイナスイメージを持つ人の方が多い気がします。
一年を通して日照時間が短く冬場はどんよりとする北欧デンマークでも、晴れの日に感じる幸福というのはひとしおの様。留学していたスタッフによると、なんと晴れ乞いの歌まであるそうです。

ところで気象予報では、雨の日を「天気が悪い」とは表現しないのをご存知でしょうか。それは、誰かにとってはとても良い日だから。
確かに晴れていれば出来ることも増えたり気分も明るくなりますが、同じように雨の日にしか味わえない楽しみもたくさんある、と思います。

今日は、雨の日が嬉しくなる、おうちでのちょっとした楽しみ方についてお話します。

灯りを楽しむ

太陽が出ないと、お部屋の中も暗くなりますよね。そんな時、私は部屋の明かりをいつもより意識して楽しみます。

ろうそくを点ける

数年前に出先で出会って以来、その魅力に取りつかれました

愛用しているのは和ろうそく。一般に多く出回っている西洋ろうそくは、石油系や動物系の材料で作られます。一方、和ろうそくの蝋は櫨(はぜ)の実、芯は和紙やい草、自然素材から出来ています。

芯が空洞になっていて絶えず空気が通るので、風がなくても揺れたりはずんだり、色々な表情があって楽しい! 明るく柔らかく大きな火は、作業の合間にぼんやりと眺めるだけで、心穏やかな気持ちになります。

溶けたろうそくが側面につもり、つららのような形に…
火の動きや波の音など「ゆらぎ」のあるものにはリラックス効果があるそうです
芯が根本まで通っているので蝋が完全になくなるまで燃えています

短時間で燃えてしまうのでコスパが良いアイテムではありませんが、 「雨だからお昼から灯そう」という感じで、ちょっとした贅沢として楽しんでいます。

暗い日こそ映える照明

我が家のダイニングの照明はルイス・ポールセンのペンダントライト。琥珀色のガラスシェードは、キャンドルのような柔らかいオレンジで、とにかく暗い方が空間に映える!雨の日の方が断然美しいんです。

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※完売商品です

晴れた日は外光があるので、照明の効果に気付きにくい点も。雨で暗くなったときこそ照明について考えるチャンス、だと思います。お部屋の明かりを付けてみて、明るすぎるなと感じたら電球を変えてワット数を下げてみたり、暗い場所にはどんな灯りを足したらいいか考えてみたり…。ぜひ空間づくりに思いを巡らせてみてください。

雨にまつわる芸術に触れる

雨に関連した音楽や本は沢山ありますよね。そうした芸術に触れてみるのもおすすめです。

よく聴いているキリンジのアルバム
世代ではないですが、8年程前に偶然耳にしてはまりました

私は通勤中や休憩時間、自宅での作業中も必ずと言っていいほど音楽が欠かせません。朝に聴きたい曲、日中にテンションを上げる曲、夕暮れに合う曲…色々なお気に入りがある中で、雨の日に聴く曲もあります。

雨を題材にしているもの、雰囲気や歌声が雨にはまるもの…写真で紹介しているのはキリンジの曲。独特の歌声は晴れの日よりもなぜか雨の日に聴きたくなります。

ドラマ化もされた有名小説
作中に出てくる雨のシーンが印象的です

雨が印象的な小説も、また楽しみのひとつ。活字で綴られた情景もより鮮明に浮かびます。温かい飲み物を片手に、じっくりと読むのも良いですね。

特にこれといったお気に入りがない、という方は「雨の日_音楽」「雨_小説」といった風に検索して一から探すのも◎ 新しい音楽や本との出会いがあるかもしれません♪

雨露と自然を眺める

初夏に向けて花木が育ち新緑がだんだんと深みを増してくる季節。雨に濡れた自然の魅力に目を向けてみるのはどうでしょう。

我が家には小さな庭があり、外出をしなくても季節ごとに花や緑が楽しめます。晴れている日も良いですが、雨露に濡れた花木は緑がより際立ち、特別な美しさがあります。

自宅にはあまり緑がない、という方もいるかもしれません。そんな時は地面や歩道の草木に目を向けながら、 5~10分だけでも外を歩いてみて下さい。きっと小さな発見や美しい光景に出会えると思います。

自分なりの楽しみ方を見つけて

料理や掃除をしたり、部屋を暗くして映画を観たり、ただぼーっと雨を眺めたり、人によって色々な過ごし方があると思います。

捉え方次第で、天気に合わせた楽しみ方はたくさんあります。かすんだ空や湿った空気の匂いのように、雨の日にしか味わえないことを、みなさんもぜひ見つけてみてください。

代官山店 木村